今回はいよいよ、プログラミングの考え方を紹介していくよ。
パソコンを使うのはちょっとお休みして、座学でプログラムについて学んでいこう!
パソコンを使わずにプログラムを理解できるようになるの?
まずは仕組みや考え方を知ることが大事なんだ。
前やったみたいに今のままだとプログラムをただ写しているだけだよね?
理解ができるようになるためには座学も必要なんだ。
私としては、座学で基礎から固めたかったので良い機会、ありがとうございます!
じゃあ、今回はプログラムってそもそもなに?というところからデータの型という話をしていくよ。
プログラムってそもそもなに?
プログラムとは、コンピュータの動きかたのルールのことだ。
コンピュータの計算の仕方をルールに沿って実施してもらうことで、意図した動作をしてもらえるようになる。
例えば、⚪︎の後に△という文字があるかどうかを確認したいときは、「文章を見て、⚪︎の後に△という文字がある数を教えて」というルール(プログラム)を書くことでパソコンは指示通りに動いてくれるんだ。
そして、このプログラムを書くことをプログラミングって呼ぶわけさ。
プログラムは3種類しかない
プログラムと聞くと難しい!と感じるかもしれないけど、実はプログラムには大きく三つの法則しかないんだ。
「条件分岐」「繰り返し」「計算」
この三つを上から順番に進めるという絶対的ルールに沿っているよ。
「条件分岐」というのは「もしも〇〇だったらA、違ったらB」みたいな何かの条件ごとにやることを変えるルールのことを表しているよ。
「繰り返し」というのは「〇〇の間、Cをやり続ける」みたいなループとも呼ばれるやりたいことを繰り返させる時に使用するルール。
「計算」は文字通り、足し算引き算、掛け算など「1+1」「A=10とする」のように数学的な情報のやり取りを表しているよ。
この組み合わせによって、この世界のプログラムは全て動いているってわけ。
なんか前にも聞いたことあるような気がする話!
よく覚えてたね。その通りプログラミングの基礎として前にも話した内容だから詳しく知りたい場合はそっちも思い出してみて。
あ、私知らないんで後でそっちみに行っときます。
ひとまずは三つのルールがあるっていうことだけ覚えておけば大丈夫だからね。
プログラムで重要な「変数」の話
プログラムの三つのルールとは別に重要な考え方が「変数」だよ。
字の通り、変わる数のことだ。
「x = 4」とプログラムにあった時の「x」がこの変数にあたる。
次の行で「x = 6」とすれば、xの値は一瞬で「4」から「6」になるから変わるのが実感できると思う。
「=」の記号を見ると右と左が一緒という意味で覚えているかもしれないけど、プログラミングの世界では「=」は一緒というよりかは「右の値を左に入れる」という考え方をする。
つまり、「x」は箱という見方だ。
xという名称の箱に、「4」や「6」という数値を入れる。
これがプログラムの変数の考え方なんだ。
「=」がとにかく「右の値を左に入れる」という意味と理解するのが大事。
ここだけはしっかり押さえておこう!
仮に「左と右が一緒」って覚えるとどうなるの?
例で見てみるとわかりやすいと思う。
「x = 4
y = x
x = 2」
というプログラムがあったとき、xとyの値はどうなると思う?
えっとー、xが4で、yがxだからつまり4!、その後にxが2になる?え?xが4なの?2なの?
そう!「左と右が一緒」とするとこの場合xが4なのか2なのかわからなくなってしまう。
ここで箱や「右の値を左に入れる」と考えると、xは最終的に2になるというのがわかるんだ。
なるほど、変わる数っていうのは本当にプログラムの中で平然と変わるってことなんだね。
プログラムで重要な「データの型」の話
「変数」と同じくらい重要な「データの型」の話もしていこう!
実は、気軽に「x」とか「y」とか変数を使ってきたわけだけどここにはデータの型というのが存在しているんだ。
例えば、「x = 4」としたら「x」は数値型というデータ構造になる。
だから「x = 4」というプログラムの後に「x = “おはよう”」とするとエラーになるんだ。
xは数値型という箱なのに、そこに文字列という”おはよう”が入ろうとするから、箱が違う型が違うっていうわけ。
ここでは、4つのデータ型を覚えておけばいいよ。
数値型:int:整数
数値型(小数点あり):float:小数を含む数
文字列型:str:文字列
ブール型:bool:TrueとFalseのどっちかしか入らない
intとかfloatっていうのはなんですか?
英語名やプログラムの中での呼ばれかたを指すよ。
日本語で数値型といってもプログラムの世界では通じないから「int」って呼ぶって感じ。
箱があって、箱には形がある。
イメージにするとこんな感じだ。
この型と変数の関係をしっかり理解できると、プログラミングが一気にわかってくると思うよ。
まとめ
今回はプログラムってなに?ってところから「変数」と「データの型」の話をしてきたけどどうだったかな?
まだふわふわした感じの理解ですね。
ぼくもわかったような、わかっていないような。
じゃあ最後に確認問題を作ってみたからそれをやって、自信を持てるようになろう!
確認問題
①最終的なXの値は?
X = 5
Y = X + 5
X = Y
②最終的なYの値は?
X = 1
Y = 2
Z = 3
Y = X + Y + Z
③次のプログラムはエラーになる、どうして?
X = 1
Y = 3.5
X = Y + 0.1
④Xの型名は次のうちどれ?
X = “ありがとう”
ア)str イ)int ウ)float エ)bool
正解は…
①10
②6
③Xはint型なのに、float型の数値を入れようとしているから
④ア)str
答えの解説を知りたい方はコメントしてね!