ITパスポート無料講座!会社の現状分析手法とツールの概要を解説!

てっぱん
てっぱん

自己分析っていうのは人生の中で非常に大事だ。

実は会社も自社のことを分析することが非常に重要なんだよ。

今回はそんな会社の現状を把握する技術や方法について解説するよ。

焼きグリコ
焼きグリコ

もしかして、会社の現状を把握できる技術って自己分析とかにも応用できたりしないですかね。

そしたら自己分析により一層深みが出るかも!

てっぱん
てっぱん

できると思うよ!

強みと弱みだったりを把握するのは自己分析でも非常に重要だから、学んだ後実践するとより一層頭に残るから非常に良い提案だね。

やきそば太郎
やきそば太郎

さすが、え、L子ちゃん…

焼きグリコ
焼きグリコ

へっへー!

てっぱん
てっぱん

じゃあ、経営戦略の一つである会社の現状分析について解説していくね!

会社の分析手法とツール
出題頻度
 (3)

分析手法の紹介

自分のことは自分が一番よくわかっている!ように感じるけど、あくまで主観的な目線でしか自分のことは見えていないことが多いんだ。

会社でも同じで、自分の会社のことがよくわかっていないということはよくある。

だからこそ、ツールを用いて客観的にどういった強みが会社にはあるのか、弱みはどこなのかを理解することが重要になってくるんだ。

ツールとそれによって何が見えてくるのかを知っておこう。

SWOT分析

スウォットという読み方をするSWOT分析は、4つの単語の略語だよ。

Strength(強み)Weakness(弱み)Opportunity(機会)Threat(脅威)の頭文字だ。

自社の強み、弱みがなんなのかという内部要因、自社を取り巻く機会と脅威という外部要因がどんな組み合わせであるのかを考える手法だよ。

老舗のお団子屋さんを例にするならこんな感じで分析を行う。

強み:これまでに培った団子作りの技術、弱み:団子以外のお菓子が作れない、機会:お菓子ブームが定期的に起こり、SNSによってお店にフォーカスが当たりやすい、脅威:コンビニで美味しいお菓子が簡単に手に入るようになっている。

機会と強みを組み合わせて、技術をSNSで披露するっていう戦略が生まれたり、脅威に対して弱みをカバーするためあえて店でしか食べられないことをSNSでアピールする。といった戦略にSWOT分析は活かしていくんだ。

3C分析

3Cは、Customer(顧客)Competitor(競合)Company(自社)のことで、これらに焦点を当てる分析手法だ。

お客さんの規模や求めていることを知って、ライバル会社の戦略や資源・業績を知り、自分お会社の資源・業績を知る。

これによって重要成功要因を見つけることができるんだ。

焼きグリコ
焼きグリコ

重要成功要因ってなんですか?

てっぱん
てっぱん

重要成功要因とは、成功へと導くための鍵や要素のことを指す。

例えば、プロサッカー選手になるという成功のために、まずは高校サッカーで活躍を果たすというのが重要成功要因になるみたいな感じだ。

PPM

PPMはプロダクト・ポートフォリオ・マネジメントの略称で、史上成長率と市場占有率のマトリックスから自社製品は他社製品と比較するとどのポジションにいるかを把握する手法だ。

どのポジションにいて、今後どうなっていくのかがわかる仕組みになっているよ。

図にするとこんな感じ、AIの完全自動会話ロボットみたいな会社があったとしたら、史上成長率はMax評価、市場占有率はまだないから、問題児という評価結果になるね。

評価結果の名前についてはこういった方針につながる。

花形:まだまだ儲かる!このままガンガンいくぜ!

問題児:儲かりそうだが競争激化、お金を突っ込んで市場を乗っ取れ!

金のなる木:成長は見込めないけど、お金をかけずにざっくり収穫だ!

負け犬:こりゃダメ、手を出さないのが吉!

占いみたいな感じだけど、市場の成長をしっかり見極められるのであれば非常に有効な手法だね。

やきそば太郎
やきそば太郎

か、金のなる木は成長しないのであればお金儲からないような気がするんですが、どうなんでしょうか?

てっぱん
てっぱん

成長しないだけで、長く使われる分野に市場が広げられているならお金は長い期間にわたり稼ぐことができるよ。

例えば、書籍という分野はこれ以上成長しようがないけど、確実に何千億、何兆と書籍だけの売り上げは続いているよね?

やきそば太郎
やきそば太郎

な、なるほどです!

成長がないだけでそこに購入者とかはいるってことだったんですね。

達成率を確認(KPI、KGI)

目標を達成できているかを確認する際によく使われるKPIとKGIについてここで解説するよ。

KPIというのは、重要業績評価指標と日本語訳され、仕事の進捗状況を定量的に示すものだ。

営業件数、出席日数などが該当する。

KGIは、重要目標達成指標という日本語訳がされ、仕事の達成度を定量的に示すものだよ。

制約件数や単位取得などが該当する。

会社の戦略!

会社の戦略にはさまざまな種類がある。ここではその代表的なものたちを紹介していくよ。

戦略を知ることで会社の強みをより一層うまく使えたり、弱みをカバーすることができるようになる。

オフショア

オフショアとは海外に業務を委託することだよ。

基本的に自国内で委託する場合より、低コストで同内容の業務を依頼できる国が選ばれる。

コストダウンにより、品質そのままにより価格を抑えた形で発売・提供できるようにする考えだ。

ジョイントベンチャ

ジョイントベンチャは、複数の企業が共同で起こす合併事業だ。

業務提携より強固に連携でき、買収や合併ほど大変ではない利点がある。

ファブレス

ファブーレス(Fabrication Facility Less)の略で工場がないという戦略だよ。

工場がないメーカーで、製造は他社に委託して、メーカー自体はデザインや設計を行う方法だ。

iPhonen部品製造と組み立てはほとんどがアジア企業で行われているので、Apple社をファブレスと呼ぶこともできる。

水平分業と垂直統合

OSだけやCPUだけといった製品分野ごとに作り手が異なる事業モデルを水平分業と呼ぶ。

CPUはインテルが作って、OSはマイクロソフトが作るみたいな感じだね。

研究~企画~開発~販売~運用~保守まで一覧の仕事をまとめて行う事業モデルが垂直統合だよ。

Appleが垂直統合の良い例で、CPUからハードウェア、OSまで作っている。

TOB

株式の公開買い付けのことをTOB(Take Over Bid)という。

株式は株式市場で売買するのが一般的だけど、買付期間、買付価格、買取株数を不特定多数の人に公示して、市場外で株式を買い集めるのがTOBだ。

M&A

Mergers and Acquisitionsの略の合併と買収の意味を持つM&Aは、先進技術や高度な人材を持っている他者を潰すのではなく買い取ってしまう戦略だ。

資金力を使って、技術を自分のものにする方法で、GoogleがYouTubeを買い取った例なんかがあるよ。

やきそば太郎
やきそば太郎

し、試験以外でこの辺の言葉って使われたりするんですかね?

てっぱん
てっぱん

会社によるだろうけど、経営に関わらない限りはあまり聞くことも使うこともないかもしれないね。

ただ社会人として当たり前の知識という捉えられ方をするから覚えておいたほうが会話をスムーズにするためにもいいよ。

まとめ

てっぱん
てっぱん

今回は、会社の強み弱みを分析する手法から会社の戦略について紹介してきたわけだけど、どうだったかな?

焼きグリコ
焼きグリコ

会社って色々なことを考えて大変だなーと思ったのと、これってもしかして就活でも活かせるのでは?って思いました。

てっぱん
てっぱん

そうだね。

まさに自分の強みと弱み、市場でどういった人材が求められているかを知って就活でアピールするってのは良い戦略だと思うよ。

やきそば太郎
やきそば太郎

ぼ、ぼくも試験だけでなくこういった戦略のところは活かしていければと思いました。

てっぱん
てっぱん

いいね!試験勉強としての知識をぜひとも今後の活動に活かしてほしい。

じゃあ今回はこの辺で、また次回!!

グリコ、やきそば
グリコ、やきそば

はい!ありがとうございました!!

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