今回は企業が使うシステムについて解説するよ。
資格試験としても問われるけど社会人として当たり前に見聞きする名前が多いから覚えておくと、一目置かれる存在になれるかもしれない!
すごい!
あんまりマウントすると同期に嫌われそうで怖いけど、知っていることで上司とか先輩に一泡吹かせることはできそうですね?
一泡って…笑
ばちばち喧嘩する気満々じゃん。
ぼ、ぼくはあんまり、目をつけられるのは嫌で、すね。
知識は自分を守ることもできるからしっかり覚えておこうね。
企業が使うシステムや考え方は非常に面白く、理由や裏付けがあるから知っておくと絶対に役に立つよ!
電子商取引
電子商取引の形態
電子商取引の形態をまずは押さえておこう。
と言っても、下記の内容だけ知っておけば大丈夫!
BはBusiness(企業)
CはConsumer(消費者)
GはGovernment(政府)
EはEmployment(従業員)
これらを組み合わせてBtoCとか、BtoB、CtoCなんて言葉があるんだ。
基本的にはBtoCなら企業から消費者向けの取引のことを表している。
左から右の取引を表していて、それらを電子商取引っていうんだ。
Webを使った宣伝方法
Webを使った宣伝方法でもさまざまな単語が出てくるから覚えておくといいよ。
SEO:検索エンジン最適化。自分のWebサイトが検索上位に来るように工夫すること。
クローラ:ネットを巡回して情報を取得するプログラム。Googleの検索結果に自分のWebサイトが上がるのはGoogleのクローラがネットにある情報を拾って整理してくれているからなんだ。
リスティング広告:検索連動型広告。検索結果とは別に検索語に関連する広告が表示される仕組み。
アフィリエイト:業績連動型の広告手法。Webページに広告をのせ、リンクをたどって購買した場合に報酬が出る仕組み。
バナー広告:Webサイトに画像を貼り、クリックすることで広告主のサイトへ誘導する広告手法。
CMS:コンテンツマネジメントシステム。Webサイトの構築と運用を一元管理し、記事の投稿や公開期間の設定、記事の世代管理、記事執筆者と責任者を分離して承認と公開のワークフローを作る仕組みなどを持つ。
ネットビジネスを始めようと思うとよく聞く言葉だらけだから、覚えておくといい!試験でも当てはまるものはどれ?のような形で問われたりすることもあるよ。
電子商取引の新たな動き
電子商取引の新たな動きとして、仮想通貨(暗号資産)がある。
ビットコインとかのことで、中央銀行によらず発行された通貨で、一般市場でも電子取引に利用できるもののことを言うよ。
技術の元になっているのはブロックチェーンというもので、簡単にいうとみんなで同じ通帳を持つことで銀行なしで安全な取引をしようという仕組みになる。
詳細はたこに紹介していたりするから、そっちをみてね。
わー覚悟してましたが、結構な単語量ですね…!!
そうだねー最初は辛いかも!
でもWebサイトとかを自分で立ち上げよう!と思ったらかなり頻繁に出てくる言葉だよ。
グリコちゃんも一度ブログとかやってみたらどうかな?
ブログとかって始めるの難しそうじゃないですか?
何をしたらいいのかプログラミングの知識が必要なのかもいまいちわからなくて…
プログラミングの知識があったら便利だけど必須じゃないよ!
それに超簡単だから!
クリックを複数実行するだけでブログなんてものはできてしまうんだ。
その話詳しく聞きたいです!
わかった。また別の機会にこの話はしてあげよう!
会社全体の生産性を高めるシステム
一人一人の仕事の効率を上げることが会社全体の生産性に関わってくる。
そのために手書きでやっていた部分はデジタルに。デジタルの操作でもより使いやすいソフトを使うようになっているんだ。
ここでは生産性を高めるシステムについて紹介していくよ。
CAD関連システム
CADはコンピュータ支援デザインで、手作業だったデザイン業務をコンピュータに置き換え、効率役に質をよくしようとするシステムだ。
CADと組み合わせて工作機械を結ぶシステムがCAMになる。
CADでできたデザインを実際に作る機械にデータ生成をするのがCAMで、CAMがないとせっかくのデザインが実物になることはないんだ。
業務効率化システム
全体の効率を考えながら費用対効果の良い情報化をしようという発想で業務効率化システムがある。
CIM、BPR、EDI、EAなどが主な業務効率化システムだよ。
CIMはComputer Integrated Manufacturingの略で、コンピュータ統合生産と訳す。
工場でものを作るだけではなく、研究部門や営業部門と情報をリンクして一元管理することで前者で共通の情報をやり取りできるようにしたシステムだ。
BPRはBusiness Process Reengineeringの略で、システム導入による業務ルール変更をしっかりと見直そうという動きのことだよ。
常に業務効率が最も良いもので動けるように見直し続けようという考えだ。
EDIはElectronic Data Interchangeと略で、異なる組織同士の連携を図る仕組みだ。
データやネットワークを繋げることで組織、部門ごとの情報を連携することで、業務効率化を行える。
EAはエンタープライズアーキテクチャの略で、組織全体の構造と機能を可視化する手法のことだよ。
大きな組織において、組織全体最適を達成するために使い、従来の組織改革は部分最適の積み重ねによって行われていたのを全体を見てバランスをとりながら業務効率化を図る方法なんだ。
今の状況(Is-As)を理解し、理想の状況(To-Be)を導いていく手法になる。
システム開発をめぐる動き
業務に使うシステムを発注する
業務に使うシステムを発注するためにはRFP(提案依頼書)が必要だ。
開発するにあたってユーザー側が作る文書のことで、こんなシステムを作って欲しいという要求をまとめた文書だよ。
IT業界では口約束や条件が曖昧のまま開発が進むことが多かったから、こういった提案をしっかりと文章化するRFPが重要なんだ。
そして最近ではRFI(情報提供依頼書)を作成するケースも増えてきているよ。
RFIはシステム開発をする側の力量を測るための文書で、システム開発する側がRFIを提出してくる。
つまり、システムを発注する際はRFIの提出を複数の会社にお願いして、見積もりをする。一番しっくりくるシステム開発会社にRFPを提出して発注完了となる流れだ。
RFIとRFPは名前が似てるけど、どっちが提出するか、何の目的で提出するかが異なるから注意しようね。
ソリューションビジネス
単に物を売っていた時代から変わり、ソリューションを売る時代になりつつある。
ソリューションとは、いろいろな技術を組み合わせて解決策を提示するってことだ。
ソリューションビジネスにはいろいろな種類があって、試験に出やすいところだと下記になる。
ホスティングサービス:コンピュータをたくさん揃えたデータセンタがその計算能力や記憶媒体を間貸しするサービス。
ハウジングサービス:ユーザが自分で用意したコンピュータを預かってくれるサービス。
ASP:アプリケーションソフトを提供するサービス。
CDN:コンテンツ配信ネットワークのこと。
そ、ソリューションっていうのは、モノをより便利に使う穴を埋めるような感じなんですかね?
まさにその通りだね。
単にものを売っていた時代ではなくシステムとサービスでいかに価値を提供できるか。
新しい価値を付加させて物を売るってイメージだ。
クラウドコンピューティング
クラウドにあるコンピュータをネットワークを経由して使おう!というのがクラウドコンピューティングだよ。
例えば、エクセルを自身のPCのソフトウェアとして使うのではなく、ネットに繋げてブラウザから操作するってのは、実際は自分のパソコンにないエクセルをクラウド上で使うって意味になる。
他にも普段のパソコンと全く変わらない動きをする画面をクラウド上、ブラウザから操作することもできてしまうんだ。
クラウドコンピューティングにはレベルごとにIaaS、PaaS、SaaSという名前がついているよ。
クラウドコンピューティングというのは、ネットワーク上にあるコンピュータを使うことと、この三つの言葉の意味さえ押さえておけば大丈夫だ。
IaaS(イアース)はクラウド管理者が持っているハードウェアだけ借りて、利用者はOSやアプリケーションをインストールする追加でトッピングして利用できるサービスだよ。
自由度が非常に高くて、パソコンだけ借りてOSより先は全て自分でカスタムできるイメージだ。
PaaS(パース)はハードウェアとOSはクラウド管理者の物を借りて、利用者はアプリケーションについてインストールして利用できるサービスだよ。
OSが決まっている分楽にメンテナンスができる。
SaaSはアプリケーションも全てクラウド管理者が持っているものを借りる形だよ。
メンテナンスは全てクラウド管理者が行うから、自由度はないけどメンテナンスや障害が発生したときはクラウド管理者が責任を負うんだ。
クラウド管理者っていうのは、何か会社とかあるんですか?
主なところだとMicrosoftが運営しているAzure、Googleが運用しているGCP、Amazonが運用しているAWSがある。
これらのクラウド管理者がクラウドコンピューティングのパーツを貸し出していて、僕たちはここからIaaSであればコンピュータのパーツ。
PaaSであればコンピュータとOSがセットになったパーツを借りてクラウドサービスを作っていくイメージだよ。
ということは、私たちが作る場合は特に準備するものがなかったりするんですか?
まさにクラウドの良いところはそこなんだ!
すでにクラウド管理者が作っているサービスを借りる形だから準備がほとんど必要ない。
クラウドの反対をオンプレミスって言うんだけど、オンプレミスだとサーバーを一から作るために費用がかかってきたりするんだ。
まとめ
今回は企業で使われるシステムについて、用語中心にやってきたけど
どうだったかな?
多すぎて一気に覚えるのは難しそうでした。
でも!意味合いはPaaSあたりを抜いてわかってきました。
クラウド関係はイメージが難しいと思うから、まずはサーバーとシステムの関係をおさらいしてから理解すると良いかも!
たこにもその辺は解説してるから参考になるかも。
ぼ、ぼくもシステムを作る上の知識気になるので、そこら辺を聞きたいと思っていました。
いいね!
知識はあくまでシステムを使ってより良い社会を作っていくことだから、そういった好奇心は非常に重要だ。
ぜひともその好奇心をそのままに勉強を続けてほしい!
じゃあ今回はここまで、また次回!!
はい!ありがとうございました!!