にいちゃーーん!前にもやったIPアドレスってやつ!
あれもっと詳しく教えて~
なんかテストでサブネットマスクとかってやつが出るらしいんだぁ!
おお、ついにサブネットマスクとIPアドレスでネットワークを分けるようになったか!
ネットワークを分ける?
よーし、じゃあ今日はIPアドレスのおさらいから、IPアドレスとサブネットマスクのネットワーク識別を解説していくよ!
練習問題も解けるようになっちゃおう!
IPアドレスとは
普段ウェブサイトを利用するときURLを指定していると思う。
実際は「IPアドレス」を利用しているんだ。
IPアドレスは、現実世界の住所みたいなもので、「192.168.1.1」みたいな番号で表される。
IPアドレスを指定することで、その住所にあるウェブサイトにアクセスできるってわけ。
数字だけだと分かりづらいから、普段WebサイトにアクセスするときはURLという形になっているんだ。
ぼく、IPアドレスなんて住所をパソコンとかスマホで設定したことないんだけど
スマホとかパソコンでは、自動的にIPアドレスが設定されるようになっているんだ。
設定画面から自分のIPアドレスを知ることもできるんだよ。
インターネットは、データのやり取りだから自分の住所と相手の住所を知る必要があるってわけだね?
その通り!
サブネットマスクとは
サブネットマスクはちょっと難しいけど、とっても大切な役割を持っているよ。
これは、大きなインターネットの世界を小さな区域に分けるために使われる番号だ。
「255.255.255.0」みたいな数字で表される。
この数字はもともと「11111111. 11111111. 11111111. 00000000」という形なんだ。
それぞれ2進数の数字を10進数にすると「255. 255. 255. 0」となるわけ。
1と0の境目が重要なんだ。
1と0の境目を使ってネットワークを分けることができるんだよ。
ネットワークを分けるってなにーー??
ネットワークをわけないと隣の家のネットワークか、自分の家のネットワークかわからなくなっちゃうんだ。
ネットワークを分けることで、住所の番地が分けられるイメージだね。
住所の番地があるおかげで、郵便物も届けやすくなるよね。それと一緒だ。
おーなんとなく分かりそうな気がしてきた!
次の話でIPアドレスとサブネットマスクの関係をやるからより一層見えてくると思うよ。
IPアドレスとサブネットマスクの関係
IPアドレスとサブネットマスクは一緒に動くことで、インターネット上でデバイスを正確に特定し、データを正しい場所に送ることができるよ。
IPアドレスがデバイスの「住所」なら、サブネットマスクはその住所がどの「地区」にあるかを教えてくれる。
この2つを使うことで、データは正確に届けられるんだ。
サブネットマスクは、どのIPアドレスが同じネットワークに属しているかを識別するのに役立つよ。
これはまるで、同じ郵便番号を持つ家が同じ地域にあるのと似ている。
例えば、「255.255.255.0」というサブネットマスクに対して、「192.168.1.1」があった場合、「255.255.255」までが地区を表している。
つまりIPアドレスの前三つ部分「192.168.1」までが地区の場所を表しているんだ。
もっと分かりやすく全て2進数だけで考えてみるとこんな感じ。
サブネットマスク「255.255.255.0」は「11111111. 11111111. 1111111. 00000000」
IPアドレス「192.168.1.1」は「11000000. 10101000. 000000001. 00000001」
サブネットマスクで「1」と「0」の境目が地区の部分だから、IPアドレスではその部分に線を引くと図のような形になる。
これでどこまでが、郵便番号のような地区を表しているかがわかるんだ。
この識別ができることによって、ネットワークが識別され、インターネットはもっと効率的に、そして速く情報を送ることができるようになるんだ。
どうして地区を分けるとインターネットが早くなるの?
仮に地区が分かれていない場合を考えてみて。IPアドレスを片っ端から調べていくことになるんだよ。一軒一軒ピンポンを押して荷物を届けるイメージだ。
それよりもある程度郵便番号で地域を絞れると荷物を届けやすくなるよね。
それと一緒だ。
なるほどぉ。
じゃあ、サブネットマスクについて質問!サブネットマスクは1と0の境目が大事ってことだけど、「1011111.」みたいな途中で0がきて1がまた出てくるってことはないの?
ない!!「0」が来たら絶対にあとは全部「0」ってなるんだ。
そうなんだ、じゃあ255とかって結構バリエーションは少ない感じ?
そうだね。255、254、252、248、240、224、192、128、0の種類しかないよ。
おーサブネットマスクはシンプルで分かりやすそう!
どっちのネットワーク?サブネットマスク、IPアドレス練習問題
じゃあ実際にIPアドレスとサブネットマスクの練習問題をやってみようやってみよう。
練習問題
問題: IPアドレスが「192.168.1.10」で、サブネットマスクが「255.255.255.0」のデバイスは、どのネットワークに属していると思う?
「192.168.1.10」のどこまでが地区・地域(ネットワーク部)、細かい住所(ホスト部)かわかるかな?
ヒント!「255.255.255.0」は「11111111. 11111111. 11111111. 00000000」と2進数で表現できるよ。
さらにIPアドレスを2進数に直すと「11000000. 10101000. 000000001. 00001010」だよ。
図にして縦に並べると…
正解の発表だ!
正解は「192.168.1」がネットワーク部で、「10」がホスト部だよ。
「192.168.1」で地域を把握して、残りの「10」で住所を特定するイメージ。
まとめ
今回はIPアドレスとサブネットマスクを解説してきたけどどうだった?
うーーん、一応問題の答えはヒントを聞いて解けたって感じかな。
サブネットマスクを255とか196だけ聞いても「1」と「0」の境目がすぐにはイメージできないなぁ
それは完全に慣れだね。
問題をいっぱい解いていくうちにサブネットマスクの196とか聞くだけでイメージできるようになるよ。
なるほどね!とりあえず問題いっぱい解いて、テストに挑むぞーー!
いいねぇ!!僕も協力するよ!!